ロコモティブシンドロームは要支援、要介護の大きな原因となります
ロコモとは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の通称で、「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が低下している状態のことをいいます。
運動器(身体活動に関わる骨、筋肉、神経などの総称)は歳を重ねるごとに衰えていきます。衰えが進んでいくと、日常生活が一人で十分にできなくなったり、将来的に寝たきりになるリスクが高まってきます。
立ち上がりテスト
両脚で40㎝の高さから始め、出来たら片脚40㎝を左右行い30、20、10㎝と順に行い、左右とも出来た高さが結果となります。片脚40㎝が出来なかった場合は両脚30、20,10㎝の順に行っていき、出来なかった高さが結果となります。片脚で40㎝が立てないとロコモ度1、両脚で20㎝が立てないとロコモ度2となります。
2ステップテスト
まず両足を揃えます。出来る限りの大股で2歩歩き両足を揃えます。これを2回行い、良かった記録、2歩幅のほうを採用します。2歩幅÷身長が2ステップ値となります。2ステップ値が1.3未満がロコモ度1、1.1未満がロコモ度2となります。
日本整形外科学会では、ロコモの危険性を判定すためのチェック項目「ロコチェック」を発表しています。
①立ち上がりテスト→脚の筋力の測定をします。両脚、または片足で体重を支えられるかで判定をします。
②2ステップテスト→歩幅を測定します。下肢の筋力、バランス、柔軟性などを含めた歩行能力を総合的に判定します。
③ロコモ25→日常生活について25項目の質問に答え、その答えの点数によって判定するテストです。
これらのテストよってロコモ度を判定します。
ロコモ度1→移動機能の低下が始まっている状態。
ロコモ度2→移動機能の低下が進行している状態。
詳細はこちらからお確かめください。
現在、ロコモは予備軍も含め4700万人が相当すると言われています
現在、日本人の平均寿命は男性が約81歳、女性が約87歳と言われています。平均寿命は延びてきています。
ですが、ここで気にしたいのは「健康寿命」という言葉です。この健康寿命はWHOにより「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と提唱されたものです。つまり、介護の必要がなく自立した生活ができる期間ということです。
現在、平均健康寿命は男性が約72歳、女性が約74歳と言われています。平均して約10年間は介護期間があると言えます。
この健康寿命を延ばすためにも、ロコモ対策は重要と言えます。
意識的に運動をしていきましょう
まずは上記の「ロコチェック」で自分の体の状態を確認しましょう。
特に運動習慣がない方は注意が必要です。まだ問題なく動ける時から、生活習慣を見つめなおし、ロコモを予防していきましょう。
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