初期処置として大事です
アイシングは、怪我などで負傷したときの応急処置としてのRICE処置の一つとして行います。
そのほかに運動後の疲労回復、筋肉痛の予防、怪我の予防、熱中症や火傷の処置などで役立ちます。
効果としては、痛みの軽減、出血を抑える効果、代謝を下げる効果(炎症によって起こる、酸欠状態による周囲の細胞の壊死を防ぐ)などが期待できます。
当院で主に使用している
医療用アイスパック(左)
ポイントコールド(右)
①氷嚢やアイスパック(ビニール袋に氷を入れたものなど)を患部に当て固定する。
②アイスバケット(バケツに氷を入れたもの)に患部を入れる。
③アイスカップ(コップに水を入れ凍らせたもの)やポイントコールドで局所を冷やす。
④コールドスプレーで患部を冷やす。
などがあります。
注意点として、コールドスプレーは一時的な痛みを抑えることはできますが、深部の内出血や腫れを抑えることは期待できません。
また、凍傷も起こしやすく、冷却効果の反作用で
血行が良くなり痛みが増す可能性があります。
時間はしっかり計りましょう
アイシングの長さは15~20分ぐらいが目安になります。これは個人差があるので、参考にしてほしい感覚の「4つのステージ」があります。
①痛い(ジーンと痛む感じ)
②暖かい(ポッとする感じ)
③ピリピリする(針でチクチク刺される感じ)
④感覚がなくなる
この4つ目のステージの感覚がなくなる状態というのは、麻痺が起きている状態になるので、ここがアイシングを止める基準となります。
なお、アイシングをしたまま寝てしまうと、神経麻痺の危険性や凍傷の危険性もあるので気を付けましょう。
痛めたら早めに処置をしましょう
アイシングは色々な場面で使うことができます。
特に怪我をした時の初期処置の一つとして大事で、適切な処置をすることで経過が大きく変わります。
怪我をされても、これぐらいなら大丈夫かな?と放置されますと、後々まで痛みが残ることもあります。
いわゆる「古傷」という状態になりかねません。
体を痛めてしまった方、なかなか痛みが取れない方、お気軽にご相談ください。
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